日本酒の種類について


原 酒

一般に日本酒は加水調整といって、しぼった後に水を加えてアルコール分を調整してからビン詰めされますが、この加水調整をしないのがいわゆる原酒です。

市販酒のアルコール分が15〜17度であるのに対して、原酒は20度前後と当然高くなっていて、エキス分の濃い味が特徴です。酒の商品としての価値は、もちろん加水調整に使用する水の味わいや度合にも大きく左右されますが、その酒本来の味を堪能するには原酒で飲む方がよくわかるかもしれません。



生一本

蔵元における「単一工場」でのみ造られた純米酒にだけ与えられる名称です。つまり、たとえ同一の蔵元でも別の工場で造られた純米酒をブレンドしたものや、他の蔵で造られた純米酒をブレンドしたものは、この表示が出来ないことになっています。


生 酒

ふつう日本酒は、出来上がってから濾過し、「火入れ」と呼ばれる加熱処理をされた後いったん貯蔵されます。そして一定の熟成期間を経た後、製品としてビン詰めされるときに再度加熱処理をして出荷されますが、この加熱処理を一切しないのが生酒です。

またこの2回の火入れのうち、最初の火入れをしないものを「生詰め酒」、後の火入れをしないものを「生貯蔵酒」といいます。これらの生酒はいずれも熱燗には向きません。5度以下の冷蔵庫で保存して開栓後はなるべく早いうちに飲みましょう。




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