さて季節もよし、酒風呂のご案内です。ご存じのように今や数多くの入浴剤が市販されていますね。 「××の湯」「森林浴気分」etc…。中には朝鮮人参や漢方薬を配合した物まで出回っています。でも、やっぱり日本酒愛好者は酒風呂が似合う!と思いませんか? |
準備する物 日本酒1.8リットル(1番安価なパック物でよい) 入浴手順 @まず湯温を普段より心持ち低め(あまりぬるすぎてもダメ)に調整する。 A浴槽(約180〜200リットル)に準備した日本酒1.8リットル全量を 入れる。 B軽く体を流してからまず10分ほど浴槽につかる。(これがミソ) C体をいつも通り洗う。石鹸などはいつも使っている物でよい。 Dあとは満足ゆくまでゆっくりとつかって下さい。 安い酒なら1パック600〜700円であります。入浴剤とはまた違った満足感が得られますよ。また、塩をひとつかみ入れるとさらに保温効果がアップします。ただ注意したいことは、最後の人が入浴した後は必ず湯を落として水洗いすること。翌日には使えません。少し置いておくだけでもかなり濁りが出ますから。 |
「酒風呂」だけでは少し内容が乏しいので、おまけとして家庭で手軽に楽しめる、ちょっとした「変わり湯・薬湯」をご紹介することにしましょう。結構安上がりで楽しめますよ。 |
柑橘系果物湯 《使用法》ミカン・柚・レモン・夏ミカン・ハッサク等これら柑橘系果物の皮を適量(200から300g程度)用意し、ネット等通水性のある袋に入れてお湯に浮かべます。 《効 能》冷え性・腰痛・リューマチ・神経痛等に効果あり。 ※これらの果物の皮を捨てずに乾燥保存しておくと、長期間楽しめます(効能はほとんど変わりません)。 桃の葉湯・ヨモギ湯 《使用法》乾燥させた桃の葉を100g程煎じ、その煎じ液に生の桃の葉適量を布袋に詰め、お湯に浮かべます。 《効 能》湿疹・かぶれ・あせも等皮膚のトラブルに効果あり。 ※この方法で他に大根の葉や松葉等でも応用が利きますのでお試し下さい。 ニンニク湯 《使用法》生ニンニクを2〜3粒すりおろしてお湯に入れます。 《効 能》冷え性、特に手足の先が冷えて困る方に効果あり。 ※ただし、ニオイも結構「効きます」からご注意。 重曹湯 《使用法》市販の重曹を大匙2杯程度入れます。また市販の各種入浴剤に大匙1杯追加して入れると一層効果的です。 《効 能》とにかく入浴後、肌がさっぱりすべすべになります。さらに塩を大匙2杯程度追加すると冷え性にも効果があります。 |