文禄三(1594)年のある日の景勝の風景
(毎回ストーリーが微妙に変わります)

直江兼続殿! 只今続々と軒猿より報せが参っております!
上杉景勝うむ。
直江兼続直答をさし許す。殿にお伝えせい。
軒猿の頭領はっ! 間もなく敵は例の砦へ攻めかかる頃かと。中はもぬけの空、これは面白うございまするな!
上杉景勝そうよのう、砦へ入れておいて火矢でも馳走しようかのう。
直江兼続御意。手配りはこの兼続にお任せ下され。
上杉景勝・・・うむ。ところで、先頃遣わしたもう一人の軒猿は?
軒猿の頭領彼奴めは最近ボケておるようで、あまり当てにはならぬかと・・・。
直江兼続あの問題児めの報告は無茶苦茶でござる。それより、まず戦の準備を。
上杉景勝かまわん・・・呼べ。
直江兼続えーい、お気を害されても拙者は知りませぬぞ。誰か、かの者をここへ!

問題の軒猿を呼ぶ