歌に見る戦国期

戦国期には様々な歌が残されました。公家や大名の嗜みともされた連歌を始め、敵味方を讃えあるいは皮肉った狂歌もあれば、民衆たちが領主の政治などを風刺した落首なども数多く残されています。そしてそれらの中には、表には出ない「本当の歴史」が隠されているかもしれません。ここでは戦国期に関する様々な歌のうちの狂歌や落首などを中心に、これと思うものを管理者の独断によりピックアップしてご紹介します。


狂歌と落書・落首について

 狂歌とは風情や心情よりも主として滑稽や洒落を重視した歌のことで、武将が詠む場合もあれば名もない一般民衆が詠む場合もある。これに対して落書とは、権力者や領主・貴人などへの諷刺や皮肉を主な目的に、主として名もない民衆が形式にこだわらず匿名で書くものを言い、その中でも歌の形式(五・七・五・七・七等)を踏んでいるものを落首という。

狂歌・落首編 その1(元亀年間以前)

狂歌・落首編 その2(天正年間以降)

俚諺・俚謡・連歌編

島津日新斎「いろは歌四十七首」

奇才・前田慶次の詠んだ歌